事業継続計画(BCP)への取り組み

当事務所では、自然災害や感染症、サイバー攻撃など多様なリスクに備え、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を策定・運用しています。BCPは単なるバックアップ対策ではなく、あらゆる状況下でも業務を止めないための仕組みとして設計・実装しています。

重要データの多重保全

業務上重要なデータは、複数拠点および異なる系統の環境に分散して管理・保存しています。これにより、災害や障害発生時にも迅速に業務再開が可能な堅牢なデータ保全体制を確立しています。

システムの冗長化と独立性

主要システムは冗長構成とし、障害時には即時に切り替え可能な体制を構築しているだけでなく、自前のインフラを基盤とした独立性の高い運用により、外部クラウド障害やサービス停止の影響を受けにくい仕組みとしています。

安全なリモートアクセス環境

災害時や緊急時、通常の在宅・出張業務でも安全に業務継続できるよう、暗号化通信と厳格なアクセス制御を備えたリモート環境を整備しています。

外部環境との柔軟な連携

自前インフラを基本としつつ、外部データセンターやクラウドサービスも必要最小限の範囲で活用し、冗長性と柔軟性を両立しています。これにより物理的障害発生時にも業務中断を最小限に抑えることができます。

情報セキュリティとプライバシー保護

ゼロトラストを基本方針とし、不正アクセスや情報漏洩リスクを最小化するセキュリティ対策を継続的に強化しています。顧客情報の保護はBCPの中核的要素として最優先で取り組んでいます。

継続的な見直しと改善

BCPは固定的な文書ではなく、運用とともに進化する仕組みとして位置づけています。社会情勢や技術動向に応じて定期的に見直しを行い、実運用に基づく改善を継続しています。従業員向けの教育・訓練も実施し、緊急時でも確実に機能する体制を維持しています。