【番外編】「当事務所のBCPと日々のインフラ改善」
当事務所は、いわゆる“大企業型”の分業体制や専任IT部門を持たない、比較的小規模な組織です。
それでも、「自分たちの業務は自分たちで守る」という思いで、セキュリティ対策やBCP(事業継続計画)、業務効率化の仕組みづくりを、基本的には所内エンジニアを中心に、手作りで少しずつ積み重ねてきました。
たとえば――
- メール添付によるファイルのやりとりは原則廃止し(または最小限の使用にとどめ)、代わりにオープンソースのファイル交換サーバー(WebDAV対応)を自前で運用しています。お客様との書類やデータの受け渡しは、すべてこのサーバー経由で行い、ファイル転送の安全性と履歴管理を両立させ、情報漏えいリスクを最小限に抑えています。
- ITや業務自動化も「自分たちで作って・直せる」ことを大切に。業者任せにせず、PythonやRPAなどの技術を使いこなして、現場の声を反映したツールづくりや運用改善を重ねています。
- BCPも「大企業の真似」ではなく、実情に即した仕組みを自前で文書化。有事対応のルールも、自分たちの規模や特性に合わせて作成し、日々見直し・アップデートしています。
もちろん、必要な部分は専門業者のサポートも受けつつ、ベースは「現場の自助努力」。
日々の業務で感じた課題や「もっと良くできるのでは?」という気づきを即座に反映しながら、「安全・便利・柔軟」なインフラ作りに取り組んでいます。
大きな資本や体制がなくても、「現場の知恵と工夫」でしっかりした情報管理・業務継続体制は作れる――それが当事務所のこだわりです。
これからも、
- 地に足のついたBCPとセキュリティ
- 自作・改善の精神
など、小さな事務所ならではの“現場発の取り組み”を、少しずつ実現していく予定です。